作文が書けない理由

「作文」、多くの生徒がこの課題を出された瞬間、かたまってしまいます。最近読んだメールマガジンにその原因について書かれていたものがあったので、原文のまま載せます。

15年の間、布団を敷いたままの若者

部屋がもので埋もれ、横になって寝る場所がなく、数年間、イスに座って仮眠をとる36歳の男性。推定年収50万円(?)
サイフにお金がなくなったら、日雇いの仕事をしにでかける。
普段は、アイドルの追っかけ。他にやりたいこともない。

最近、雑誌で見た記事の内容です。ここ1,2年、つくづく思うのです。
日本の未来はどうなるのだろう、と。

あなたは文章が書けなくて困っていませんか?
実は、これ、単に文章が書けないというだけでなく、上記のことも関わってきているのです。

日本の教育というのは、実は、明治時代からほとんど変わっていません。
明治時代から作文の試験はありました。小学生に出題される内容と言えば、妊娠を扱った問題など、わかるはずもない内容。子供は、予想される内容に関して、
「暗記したこと」を書くだけなのです。

明治時代はまだよかった。
西洋に追いつき追い越せ、という教育で、急速な近代化を目指すうえで、いちいち考えているより、とにかく吸収すればいい。その方が全体的な底上げには確かに効果があります。しかも、江戸時代は、国家としての教育システムが出来上がっていなかったため、詰め込み丸暗記でも、短期間で効果をあげるのはよかったのです。

今は違います。
日本ではずっと文章というものに取り組んでこなかった。今年になって、わたしは共同通信社の方から取材を受けました。その時、文部科学省が発表した試験結果発表で、じゃっかん国語の成績があがっていた。ゆとり教育のやり方を改めた結果の成績向上。これでゆとり教育は誤りだったという意見へ流れました。しかし、わたしは裏事情を聞いたのです。

成績が上がったのは、漢字など暗記が通用するものばかり。
結局、根本的な国語力の向上にはなっていなかったのです。

それもそのはず、根本的には教育のあり方は何も変わっていないからです。
文章を書かせる授業がどれだけあるでしょうか?

再度、書きます。
根本的には何も変わっていないのです。
日本の教育カリキュラムは。

先日、アメリカ人の社長さんにお会いしました。日本語ペラペラ、本まで日本語で出している社長さん。アメリカでの教育事情について訊きました。アメリカでは、子供の時から文章を書く練習をしていると。
アメリカでは、誰でも自分の意見を言います。主張をします。自分なりの考えを持っています。さらに、ニート問題。アメリカには、基本的に、ニートのような人はいないそうです。

日本ではどうでしょう?
今年に入って、今の日本人がどうしてこんなに「ヤル気」を失い、やりたいことも見つけられず、希望を見出せないのかと考えてみました。

戦後ゼロから出発した日本は、あれだけ貧しく、モノがなく、がんばっていたのに、今これだけ豊かな社会に、なぜ、こんなに「ヤル気」のなくなった若者が増えたのか?

わたしは、豊かになりすぎたからだと思っていました。
今でもそう思っています。
実際、見てみると、日本という国は豊かで、ゲームにMD,MP3プレーヤーやパソコン、ケータイ何でも手に入ります。
そう、満たされているのです。
恵まれすぎていてハングリーさがないのです。
「わが子だけには苦労させたくない」
その結果、もっとも苦労の多い道を歩ませてしまう。
なぜなら、苦労のない世の中なんてないからです。与えすぎるのです。
与えすぎて、自ら獲得する力がないのです。生きる力を身につけられていないのです。

赤ちゃんの頃から育てられた野生の動物は、野生に戻れないといいます。
一部、野生に戻るプログラムを開発して、取り組んでいる人もいるそうですが、要するに「生きる力」は親が教えて鍛えないといけません。

そうして、おとなになってみると、好きなことが見つからない。やりたいことがない。
つらい。

なぜか?
なぜ、やりたいことがみつからないのか?
自由すぎるからです。
選択肢がありすぎるからです。
ハングリーさがないからです。
豊かでモノがあふれ恵まれすぎているからです。

では、同じ豊かなアメリカはなぜそうではないのか?
それが不思議でした。
そこで、くだんの社長さんに訊ねました。
いわく、「アメリカにはしめきりがある」と。

アメリカの家庭では、子供を育てるのは、ハイスクールまで。
長くて大学を出るまで、です。
それ以上家にいることは、親が許さないのです。
アメリカは豊かでも厳しい。

ははあ、なるほど。

確かに、日本の親は甘すぎると思います。
40歳、50歳になっても 「かわいそうに」 「戻ってきなさい」といつまでも「子供扱い」をします。最近では40代のニートも増えているそうです。

「わが子には、苦労させたくない」
そうやって、もっとも苦労の多い道を歩ませていませんか?
すなわち、子供の自主性を育てず、親がすべてを決めてしまい、過剰なまでに世話をする。過剰なまでに与えすぎる。

アニメで言うなら「千と千尋の神隠し」に出てきた「坊」のような子が増えすぎたんでしょうね。

だから、わたしはずっと作文を書いてもらっているのです。
自分の書くことは自分で考え、自分で決め、どうまとめるかも自分にかかっている。
自主性を育てるのに役立つのです。

「考える力」とかなんとか言いますが、自主性があれば、「考える力」もついてくるのです。

自分がどう行動すればいいのか、そして、行動したことに対して責任も生じてくる。
考えざるを得ないのです。

作文が苦手、文章が苦手、と言いますが、苦手なのは国語や文章という以前に、
「自分の頭で考え、答えを出し、行動する」ことができなくなってしまったのです。

                                       以上   原文

「アメリカにはニート問題は存在しない」、え、本当に?疑問に思い調べてみました。
NEET(Not in Employment,Education or Training)学生でもなく、就業者でもなく、求職活動もしておらず主婦(夫)でもない人、イギリスで名づけられた言葉だそうです。さらにニート(NEET)でのアメリカ、日本での月間検索数を調べてみると、アメリカ・(NEET)875、日本・(ニート)64803、(NEET)8969。その他の国ではイギリス・208、オーストラリア・43、カナダ・0。検索数を見る限り、日本がぶっちぎりの1位。
ニート問題で騒いでいるのは日本だけと言ってもいいようです。

ついでにこんなことも調べてみましたみました。日本人大リーガー、イチローと松井秀喜のアメリカにおける月間検索数。その結果、Ichiro・4295(Ichiro Suzukiでは1821)、Hideki Matsui・1827。ちなみにAlex Rodriguez(アレックス ロドリゲス)は15047。日本で言われるほど松井は人気ないのでしょうか?そんなことを調べていたらあることに気づき驚きました。Hidekiときたら松井が1位だろうと思っていたら、さらに多い検索数のHidekiさんがいたのです。
その人の名は、Hideki Tojo(東条英機)3226。真珠湾攻撃があった12月の検索数なので上がったことを考えてもこれは意外でした。それでは日本における二人の検索数は、松井秀喜・37750、東条英機・3895。

オーバーチュア(OVERTURE)キーワード検索ツールは主要な国でのキーワード検索数がわかります。マスコミが伝えない意外なことがわかるかも。  海外の検索はこちら右上の国旗から

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考えることとは

これも、メルマガからのものです。まずは原文を

今日は、主語を考える問題です。

「そばに辞書がないと、わたしは、心細くて、手紙一本満足に書けないのです。」
と言いましたら、若い人がびっくりしたような顔でわたしを見つめて言いました。
「わたしは、辞書なんてめったに引いたことがありません。」
今度はわたしがびっくりしてその人を見つめました。わたしと同じように詩を書く人でしたから(略)   
わたしはうらやましく思いました。
「わたしはね、ごく小さいときに覚えたことばを、調べもしないでそのまま使って、たいそうはずかしい思いをしたことがあるのです。それ以来よく知っていることばでも、
一応辞書を引いて、確かめてから使うようにしているのです。」
「慎重派でいらっしゃるのですね。」
「自分の思っていたのとまるで意味の違うことばであることを発見して、ああ、使う前にわかってよかったと、思わず胸をなでおろすこともあります。」

設問

終わりから2行目に「自分の思っていたのとまるで意味の違うことばである」とありますが、それに対する主語を答えなさい。

さて、どうですか?

このような問題が実際の入試に出題されるときには、ここのように「主語を答えなさい」という問い方では出題されないでしょう。
「自分の思っていたのまるで意味の違うことばである」とありますが、何がそうだというのですか?というような問い方におそらくなるでしょう。
もしかすると、「10字以内で答えなさい」と字数制限がつくかもしれません。
いずれにしても、これは「主語」を見つける問題です。

解答はこちら

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